Kaufman Adaptive Moving Average 【KAMAの使い方について】

Kaufman Adaptive Moving Average 【KAMAの使い方について】

移動平均線と似て非なる!?

今回紹介させて頂くのは、ペリーカウフマンによって考案されたKAMAというテクニカル指標です。

このテクニカル指標は、基本的には移動平均線と同様に使う事が可能となっていますが、市場のボラティリティや細かい動きを考慮して作成されているという特徴があります。

トレンドが出ていない場合等、基本的には価格に沿って動いていくという特徴も持っており、トレンドフォローの手法として利用する事ができます。

基本的な概要は以上となりますが、このテクニカル指標の使い方など、もう少し掘り下げて説明していきたいと思います。

使い方や設定期間について

使う為にこの指標の中身を知ろう!

それではまずこの指標を使う際の基本的な考え方から説明していきたいと思いますが、この指標は移動平均線や他のトレンドフォローに用いる事のできるテクニカル指標と同様の使い方が可能だという事です。

この指標の基本的な見方として、KAMAのラインに対して価格が下にあるのか上にあるのかで相場の方向を確認する事ができます。

ラインより上にあるのであれば上昇傾向があり、ラインより下にあるのであれば下降傾向にあるという事です。

しかしここで一点注意点として、大きなトレンドが出た場合などは上記の様にラインの上下を推移するのですが、一方的でない上昇・下降をしている時というのは、基本的には価格の中心辺りを推移していく為、安価にラインと価格の交差で売買を行うのは危険です。


(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)

一方的な動きでない時、なぜ価格の中心辺りをラインが推移していくのかといいますと、冒頭でも紹介したように、この指標は基本的に価格に沿って動いていくという特徴があるからです。

要するに価格の細かい動きに追従していくという事です。

細かい動きに追従していく理由

それではなぜ、その細かい動きを追従していく事ができるのかといいますと、この指標は10・2・30 これら3つの数字から構成されているからです。

まずこの10という数字は、効率比の10日間の事です。

効率比というのは、簡単にいえば価格変動の事です。

残りの2日と30日はEMAであり、これら3つから算出されている為、価格を追従していく事ができるという事です。

そしてその中でも細かい動きに追従していく為に、2日という部分が大きな役割を果たしているため、その様な動きができるのですが、もしもう少しゆったりとした動きで相場を確認したいという場合は、2日の部分を5日に変更するとだいぶ見やすくなります。


(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)

一応この画像が、2つの期間を比べたものになります。

見て頂くとすぐに分かるかと思いますが、5日に設定した方のが大まかな流れを確認するのに適しているかと思います。

この部分に関しては、人によって使いやすさの基準は異なるかと思いますので、自分の使いやすい様に利用して頂けたらと思います。

基本的な売買方法について

一般的な使い方をご紹介

それではここまで読んで頂いた方であれば、この指標の基本的な部分というのは大体分かってきたかと思いますので、最後にこの指標を用いた売買方法について説明して終わりにしたいと思います。

この指標を用いた売買方法に関しては、先程紹介した2日の期間で設定したKAMAと、5日の期間で設定したKAMAの2つを用います。

そしてこれら2つを用いる場合の基本として、2日は短期的な動きを確認する為に利用し、5日は長期的な動きを確認する為に利用するという事です。

要するに、トレンドの方向性等を確認するのは5日の方を利用し、その方向の中での細かい動きに対して2日の方を利用するという事です。

そして、まずは相場が上昇方向なのか下降方向なのかを確認する方法として、短期線と長期線がクロスした場合、短期線の向かう方向が相場の方向だと判断する事ができます。

もう少し簡単に説明すると、長期線が短期線の上にあるのか下にあるのかという事です。

トレンドが出ている場合というのは、基本的には長期線が短期線の支えになって推移していきますので、その部分を確認すればすぐに分かります。

上記の方法が、この指標を用いた場合の相場の確認方法となり、その方法を用いて売買を行う方向を定めるという事になります。

この指標が示す相場の方向が上であれば買いでエントリーを行い、下であれば売りでエントリーを行うという事です。

そして、そのエントリーを行うタイミングというのは、価格と短期線のクロスでその方向へエントリーという事になります。


(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)

ここで1つ注意して頂きたいのが、線のクロスというと、クロスしたらすぐにエントリーを行うという事ではないという事です。

あくまでも、一度クロスした後に、もう一度相場の方向へ進んだ場合にエントリーを行うという事です。

最初のクロスというのは、基本的には相場と逆方向へ戻った場合に起こる事がほとんどであり、その戻りというのは、相場が進んでいく最中に起こる一時的な戻りという場合が多いです。

要するに最初の戻りはスルーするけれど、その後の上昇(下降)でエントリーを行うという事です。

この売買方法というのは、この指標を用いた場合の基本的な方法となりますので、実際に使う場合にはしっかりとバックテストを行う必要がありますし、移動平均線と同様に、他のテクニカル指標と組み合わせて使ってみるのも面白いかもしれません。

それでは簡単な説明ではありましたが、以上がKAMAの説明となります。