目次
Traders dynamic index
TDIとは
今回紹介させて頂くのは、相場の勢いや価格変動率を確認する事のできるテクニカル指標Traders dynamic indexです。
このテクニカル指標は5つの移動平均線から成っており、これら移動平均線を用いて判断をするというものになります。
(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)
そしてその5つの移動平均線が表している事としては、
・緑色:相場の強弱を確認する事ができる。
・赤色:緑色との交差によってトレードのシグナルを発生させる為のもの。
・黄色:相場全体の流れや方向を確認する事ができる。
・青色:ボリンジャーバンドの様に、相場の変動率を確認する事ができる。
これが、この指標に表示されている移動平均線の意味になるのですが、これらの事を踏まえた上で、使い方等を順番に説明していきたいと思います。
TDIの使い方について
見た目よりも簡単に使う事ができる!?
それではこのテクニカル指標の使い方について説明していきたいと思いますが、この指標の使い方として大切なシグナルの発生条件というのがありますので、まずはその条件から順番に説明していきたいと思います。
そのシグナルの発生条件というのは、
・売買シグナルとして、黄色い線の上側に他の線が推移している必要がある。
・緑色の線が黄色い線の上側を推移し、なおかつ赤色の線が青色の線を超えない事が 望ましい。(超えた所で特に問題は無いです)
・緑色の線が黄色い線を超えた場合に、ローソク足の終値でエントリーを行う。
・赤色と緑色の線が黄色い線を超える時、その手前で交差した赤色と緑色の線の部分に値するローソク足の安値(高値)の部分にストップの位置を設定する。
・赤色の線と緑色の線が、指標に表示されている数値の70に到達した時手仕舞いを行う。(売りでエントリーした場合は30)
これらの事が、シグナルの発生条件であり、売買方法でもあります。
そしてこの5つの条件を知っただけでは、この指標でトレードを行う為の理由というのが分からないかと思いますので、これらがどの様な考えに基づいているのかという事をご紹介していきたいと思います。
シグナル発生条件の理由について
売買シグナルとして…..
まず初めに一番最初の部分について紹介させて頂きたいと思います。
この初めの部分の理由として、黄色い線はこの指標の最も重要な部分であり、長期的な相場の流れを確認する事ができます。
そしてその重要な線を、他の線が超えた場合の相場状況として、買い手が市場にエントリーしてきているという事が挙げられます。
(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)
長期的なラインを超えていくという事は、短期的な相場の流れは“買い”の方向へ向かっているという事を示しているという事です。
逆に売りでエントリーする場合には、相場の流れは“売り”の方向へ向かっているという事です。
緑色の線が黄色い線の上側を推移し…..
この部分に関しては、黄色い線の上側を推移し始めたタイミングで、その方向へ向けた相場の勢いが増してきていると確認する事ができます。
そして、赤色の線が青色の線の内側に収まるのが望ましいというのは、青色の線の外側を推移し始めた段階で、相場のボラティリティが高くなって来ているという事を示しており、その様な場合は注意が必要だという事です。
ボラティリティが高くなった後というのは、基本的に相場が落ち着きを取り戻し始めたり、買い手が尽きた事によって相場が逆行し始める可能性があるという事です。
緑色の線が黄色い線を超えた場合に、ローソク足の終値で…..
この状況で考えられる事として、緑色の線が黄色の線を超えた時というのは、相場全体の思惑として上昇(下降)しているという判断を下す事ができます。
(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)
先ほども軽く説明したかと思いますが、黄色の線というのは相場の大まかな流れを表しています。
そして緑色の線というのも、相場の強弱を表している為、このラインの上方向への交差を基に相場の流れはその方向へ向いている可能性が高いという事が分かるかと思います。
赤色と緑色の線が黄色い線を超える時…..
この点に関しては、エントリーのタイミングで、エントリー前に赤と緑の交差したポイントを損切りの位置として設定するという事です。
(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)
これはなぜかというと、黄色い線のクロス時にその方向へ相場が向かっているという可能性が高い事からエントリーを行いますが、その前の赤と緑の線の交差したポイントというのは、直前の下げ部分から転換したポイントと考える事ができる為、そのままその方向へ相場が動くという事は、その位置まで戻ってくる可能性は低いという事が考えられるからです。
赤色の線と緑色の線が、指標に…..
これに関しては、買いの場合は70、売りの場合は30という数値を基に手仕舞いを行うという事ですが、これら数値に達した場合、相場の買い(売り)が一服したと考える事ができるという事です。
(Charts provided by Trade Interceptor/Thinkmarkets)
相馬においては基本的に、ある程度の勢いで上昇(下降)した場合にその位置が天井(底)となる事が多いです。
その様な事からも、上記の数値に到達した場合、それはある程度買い(売り)圧力が力を出し切ったと考える事ができます。
これらの事が初めに紹介した、シグナルの発生条件となります。
ここまで読んだ方であれば、この指標の使い方はすでに分かったかと思いますが、実際の取引で利用したいという場合は、しっかりとバックテストを行なって検証を行う必要があります。
簡単な説明ではありましたが、以上の事がこのテクニカル指標に関する説明となります。